俺様のち王子。[完]



周りは皆パニック状態。


唯が倒れて、地面すれすれの所で俺がキャッチしたからか、外傷は無いみたいだ。


脚力鍛えといて良かった。


なんて思ったけど、今はそんな場合ではない。


ボールの衝撃で失神してる唯をとりあえず保健室に連れて行く事にした。


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唯を抱えて保健室までを歩く廊下。



ちっちぇなコイツ。

失神してるってのに寝てるみたいな無邪気な表情。


キスしたい……。


抱えている
小さな唯に顔を近づけた



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…………っ。


何故か浮かんだあの時の唯の泣き顔。



あと数㍉の所で……

………できなかった。



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