俺様のち王子。[完]



「しょうがないなあ。」



ん……?

期待の意味を込めて
首を傾げると、


「“神谷君もビックリ!唯のいきなり告白大作戦!”」


と私に人差し指を向け
言い放った。



内容はこうだ。

まずメールでこの前の教室に来てほしいと言う。

そして、告白!!


、だそうだ。



「って大作戦も何もただの告白じゃん!」


って私の反論に


「だってそうでもしないと唯の思いは一生伝わんないし、むしろ離れていくだけだよ。」


そう言われた。



……ごもっともです。



< 66 / 123 >

この作品をシェア

pagetop