俺様のち王子。[完]
「しょうがないなあ。」
ん……?
期待の意味を込めて
首を傾げると、
「“神谷君もビックリ!唯のいきなり告白大作戦!”」
と私に人差し指を向け
言い放った。
内容はこうだ。
まずメールでこの前の教室に来てほしいと言う。
そして、告白!!
、だそうだ。
「って大作戦も何もただの告白じゃん!」
って私の反論に
「だってそうでもしないと唯の思いは一生伝わんないし、むしろ離れていくだけだよ。」
そう言われた。
……ごもっともです。