俺様のち王子。[完]



保健室に運んでくれたのは、気まぐれかもしれない。


心配そうだったのは、同情かもしれない。


本当は心の中で私を馬鹿にしていたのかもしれない。



そんなネガティブ思考に入った私を遮ってくれたのが成だった。



「っおーーい!!」



……――!!!


確か前もこんな事があったような。



「そんなにしょげてもしょうがないでしょ?」



成には今までの事いろいろ話してて事情を分かってくれる1人。



「―…うーん。」


それでも
冴えない私に、成はこう言った。




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