Another:ただキミと一緒にいたかった




そのとき


琴音は
目を覚ました。






俺は当然のこと

兄も姉も


医者までも驚いてた。





琴音は

ハァハァと息を荒らして

口をあけた。


「しゃべんな!」


俺は叫んだけど



琴音は
いつもより

何倍もつらそうな顔をして笑った。







「私、、、
楽し・・・った。


次、う・・まれ変わると・・きは

こんな・・・異常・・じゃなくて
可愛いくて・・明るくて・・

女の子らしい・・女の・・子・・になって

美・・・咲に
会いに・・行くね


ごめ・・ん・・ね?」


苦しそうに言った

俺の涙は止まらず
もう話すな。もういい。
とだけ声をもらした。



そうすると
琴音はまた力なく笑った
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