先生にキス〈3〉

ハラハラな時間

「…じゃあ先生、お願いします。」



私は軽く頭を下げる。



「俺だけ隠れろってこと?」



「はい。だって二人隠れるのは無理ですよ!どちらかが隠れていれば問題ないですから。」



私はカーテンに目をやる。


「ダメ。和丘も隠れろよ。」


えっ!?



いたずらっぽく笑う先生は、私の腕を引っ張ってカーテンの所に行くと、サッとカーテンに包まった。



先生が近すぎる…!!


完璧に先生に触れちゃってるじゃん、私。



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