先生にキス〈3〉
誰か準備室に来たんだ…!!



どうしようっ!


いくら何でも、この状況はヤバイでしょ。



あたふたする私を見ながら、先生は余裕のある顔で、机の下を指差す。



そっか!とりあえず、ここに隠れちゃおう!



急いで私は机の下に潜り込む。



それにしても、何でこんな時でも先生は落ち着いていられるんだろう……。



私なんか、変な汗が出ちゃうくらい焦ってるのに。



なんだか、梗子が私の家に遊びに来た日のコンビニでの出来事を思い出しちゃう。



私…、あの時の綾月先生みたい…。



< 30 / 340 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop