特等席はアナタの隣。
麻美と一緒に教室を出ようとした時、突然、高橋君が入って来た。


身体がビクッと固まる。

「おはよ♪モカちゃん!」

後ずさった私にさらに一歩近付く。麻美も警戒していた。

「……何か、用?」
固い声で問う。

「いや?教室の前を通ったから挨拶しようと思って。」

迷惑だった?と言う高橋君を無視して教室を出ようとした時、

「モカちゃん!またお弁当作って来てね〜」

と後ろから声をかけられ、慌てて振り向く。

「あ!今日は一緒に帰ろ?待ってるから」

ね?と首を傾げる高橋君が一瞬和泉君の方を見て、にやっと不敵に微笑んだ。


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