不幸せの青い鳥 -堕ちた羽根-
男の子かー……男の子……あ、思いついた。


「お前、今日からハルユキ。決まりだからね」


春の雪でハルユキ。桜は雪みたいだし、この子白いし。

ハルユキって名前も決まった頃には手当ても終わっていて。

気付いたらお医者さんは帰っていた。

お母さん達が出て来たのを見計らって、こっそりと寝室へ。

血の跡はもう何処にもない。そこにいるのは真っ白な彼。

真っ白と言っても死んだ訳じゃない。

ちゃんと生きている。一緒に来たハルユキはびくびくしている。

そうだよね。見慣れない光景だもんね。
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