月と夜風と木魚と川と【短編】


言い訳と謝罪を含めて、一通り撫でてやるとゴロゴロと鳴らした喉と満足げな表情で、すっぽりと填った胡坐の中、寝息をたてる。


少なくとも、こいつには必要とされているのだろうか。





ふと、目についた携帯電話の点滅ランプ。


着信の合図。





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