星にありがとう(短編)
 それから今日まで何も出来ないまま、時間だけが進んでいった。


答えを決めたのは昨日。


ううん。


本当はずっと前からわかっていた。


ただ勇気がでなかっただけ。


視力を失う恐怖と同じくらい、彼がいなくなるという現実が私にとっては怖かったから。
< 9 / 25 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop