キミのことが好きでした



新しい春へと
希望に胸が膨らむと同時に

どこかで寂しさも感じながら

小さな音を立てる雪の上で

僕はここにいる自分を
感じていました



自分の存在

もっと先の将来

数年後
このクラスの中で

どれくらいの人が
僕を覚えているでしょう

キミは

僕の名前を
ちゃんと覚えているでしょうか



もしキミに
直接そう聞いていたら

きっとキミは

また僕をからかいながら
笑ったのでしょうね


さよならが近づくと
今という時間が勿体なくて

前に進むことが
少し怖くなります

今思えば
あんなに苦しかった時間でも

永遠に止まってくれてたら
良かったのかもしれません





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