Sで俺様な彼氏

はい!?

「飲ませて」

甘い声でしかも上目遣いで言ってくる。

「やだよ。自分で飲んで」

お茶を奏の目の前に置きテレビの方を見た。

「お願い」

上目遣いやめて下さい。

「もぅわかった。しょうがないな。」

私は奏の近くに寄ってお茶を持った。

奏の口にグラスをつけても、奏はまったく飲まない。

「奏?」

奏の顔を除き込むと奏はニヤっと笑った。

「何?」

「口移しでちょうだい」
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