切ナクテ、恋シイ、ヒト。
「でも・・・」
アタシはこないだのことを思い出しながら
なんとなく会い辛いなと思ってなんとか断ろうとした。
でもそんなアタシの思いをよそに津志田くんは
「彼、今、生物準備室にいると思うけど?」
アタシが行くって決め付けて話した。
「・・・?なんで生物準備室?」
「アイツ、生物準備室から見える夕陽が好きで。
だからこの時間帯は必ずそこにいるって。
場所、わかる?一緒に行こか?」