切ナクテ、恋シイ、ヒト。
う・・・。
その言葉に一瞬アタシの手が止まる。
部屋の奥をのぞくと津志田くんと目があって彼はアタシに軽く会釈した。
本当になんでこの人は人前でも平気でこんなこと言えるんだろう。
「えっと。あの。
とにかく猫!つれてきたから。
今日、学校連れて行って隠してる間、見つからへんかもうドキドキやってんから」
アタシは恥ずかしさをごまかしながらケージを優に差し出した。
彼はアタシの話を聞いてるのか聞いてないのか
ケージを受け取ると入り口をあけて猫を出してやった。
「窮屈だったろ?」