切ナクテ、恋シイ、ヒト。
設楽とアタシは河原町の路地を入ったところの
カフェにいた。
ちょっと暗くて隠れ家っぽい感じ。
だから伊勢田 優と会うこともないと
ちょっと安心感もあった。
そして店内は静かにジャズが流れている。
設楽はクリームブリュレが大好きでいつもそれを注文する。
アタシは好奇心旺盛の性格のせいかいろんなスイーツを注文する。
そして彼女は自分のことをたくさん話してくれる。
今もなんだか新しい男の人と出会って
でも彼がとんでもない奴でって話しながらも
まんざらでもない様子。
表情をくるくる変えながら話してくれる。