†悪戯な天使と優しい悪魔†
4月。
教室の一番後ろの窓際から桜が散っている様を
俺は、見ていた。

誰の声も聞こえない
ただ、イヤホンを深く
耳に入れ 黒板の文字も見る気がしなかった。
「・・―しらい・・し!! ―…しらいし!!」
何だか雑音が聞こえた。(?何だ?)
「しら…」
(うるさいなッ!)

目線を外から教室へと
戻すと 目の前に…


ブチ切れた川田先生が
いた。
「白石!!授業中だぞ!? 何考えてるんだ!!」 「すみません(汗)」
………最悪。全員ガンミかよ。
かなりの視線をあびながら、先生にイヤホンと
iPodを没収された。
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