ヴェンドランドの女神
マリアンナ「キメデス、嘘でしょ!あの元気なマーシャルおじさまが倒れたりするもんですかっ!
噂は噂にすぎません。」




キメデス「マリアンナ様、全て本当の話です。
王は国を守るために・・・・・民のために・・・・・・・策を打たねばなりません・・・・・・。」




マリアンナ「そんなぁ・・・・・。
もしかして・・・・・あのバーンズ国のミカエル王子と結婚しろっていうんじゃないでしょ?」




ミカエル「王も、敵対しているバーンズ国に、マリアンナ様を嫁がせたくないはずです・・・・・・。
だけども・・・・・・・ミカエル王子はマリアンナ様を・・・・・気に入ってらっしゃる。」





マリアンナ「・・・・いやだわ!ミカエルなんて!
あたし・・・・・・・あたしは!キメデス!
あなたが好きなの・・・・・・。
キメデスだって同じはずでしょっ!?」




キメデス「マリアンナ様。
私とあなたでは身分が違いすぎます。
私ごときが、その問いには答える権利は・・・・・持ち合わせておりいません。王の気持ちを察して下さい。」












この国では、古くから伝わる伝説がある。





"破滅の卵"と呼ぶ者もいる。





その卵を手にしたものは破滅の道しか辿れなくなる。
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