君といっしょ。

3.疑問



あの日以来、私は李都と毎日過ごしている。



李都はいつもニコニコしてて、一緒にいるだけで落ち着く。可愛くて優しい子。


私は疑問に思っていた。



そんな子がどうして私なんかに声をかけたんだろう…


ふと昔言われたことを思い出す。


生きる世界が違う──


そうだ。私と李都じゃ生きる世界が違う。価値観が違いすぎる。



実際、李都は男子にも女子にも人気者。よく告白されてるとこを見るし、他の女の子と楽しそうに話しているのも見かけたことがある。



そんな子がどうして私なんかと一緒に居てくれるのかが不思議でしょうがなかった。






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