超人気トップモデルができるまで【完】
「あたしは…もう誰とも関わりたくないの…空気みたいに、誰にも気付かれないようになりたいの!」
「嘘だろ」
「え…」
「"誰からも気付かれないようになりたい"なんて嘘だろ?"空気みたいに"ってことはみんなに必要とされたいってことなんだよ。空気は生き物にとって必要な存在だから」
「どうして…」

どうして気付いたの?
ずっと、ずっと我慢してきたのに…
気付かれたら、もう止まらないよ…


「お前は何も悪くない。大丈夫だよ」
「何言って…」

ずっと、言ってほしかった。あたしは悪くないって。
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