この世で一番大切な人へ~モデル~


「う~ん…まぁそういう事になるのかな」


「スゴ~い!!それよりも私なんかの誕生日にお父様のホテルで食事なんて…。」


「俺は夕奈の誕生日だからこのホテルにしたんだよ!」


「でも…」


「ほら、食事しに行くぞ!」


「…うん!」


あっでもその前に…。


「夕奈、ちょっとこっち来い」

「え?」


「いらっしゃいませ。類お坊っちゃま。」


「この子に似合うドレスを。あと美緒を呼べ」


「かしこまりました」


「夕奈、しっかりドレスアップしてこいよ♪」


「えっ!?キャッ」


「類お坊っちゃまはこちらへ」

「あぁ」


~30分後~


コツコツコツッ


おっ来たか♪


「ちょっと類!!何よいきなり呼び出したりして」


「久しぶりだな、美緒♪」


ドカッ


「久しぶりだなじゃないわよ!!いきなり呼び出しておいて」


いってぇ…。


「すんません。」


「で?用件は何」


「あ、あぁヘアメイクを頼みたくて」


「は!?あんたの?」


はっ!?!?


「ちげぇよ!!夕奈のだよ!」


「夕奈って相川夕奈ちゃん?」

知ってるのか?


「そうだけど」


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