この世で一番大切な人へ～モデル～

「知ってるわよ！だって私が夕奈ちゃんの初仕事でメイクしたんだから♪」


「そうだったのか!?」


マジかよ…


「あっおい！夕奈に余計な事言ってないだろうな」


「あぁ…ﾌﾌﾌ」


言ったのかよ！最悪だぁ


「バかね、何落ち込んでるのよ♪」


バかねじゃねぇよ!!


「あんたと夕奈ちゃんが知り合ったのはその仕事の後でしょ、それに私仕事中にあんたの名前出さなきゃいけない程会話に困ってないわよ♪」


何だよ…ビックリした～


「そうだったな…。」


「それより、夕奈ちゃんのヘアメイクなら私に任せなさい!!」

「おう、頼んだ。だけど！くれぐれも余計な事は言うなよ！」

そんな事になったら大変だ！


「はいはい」


ｶﾞﾁｬｯ


「類？何この格好///」


やっやべぇ///
めっちゃ可愛いんですけど…


夕奈の白い肌に青色のグラデーションのドレス…

夕奈があんま着ない色…夕奈は何色でも着こなせる


「類、何ボーッとしてんのよ！夕奈ちゃんが不思議がってるわよ」


あっ


「悪い。夕奈、こいつが今からお前のヘアメイクをする美緒だ。さっき美緒に聞いたら前に会った事があるらしいな、まぁ腕はたしかなやつだから」


「久しぶりね、夕奈ちゃん♪」

「お久しぶりです!美緒さん」

「じゃあ俺は行くから。またあとでな、夕奈♪」