17才



横を向くと同じように進路調査表を持って唸ってる奴が一名…。


あえてソイツはスルーするとして。



「リュウヤは…」


「勿論、決めてるよ」


その即答があたしの胸にはグサリと刺さるんだよ…。



「こんの裏切りものーっ!!いっつも一緒に遊んでるくせにっ」


「俺はただ遊びまわってる訳じゃねぇんだよ。お前らと違って」



確かに……。
あたしら何にも考えないで遊びまわってた気がする。

ってか遊びまわってた。



『まだ高2の夏だけど、あと1年後にはきっちり決めといてくれよ~』



担任の声が頭に響いてグワングワンする。






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