17才
みーんなちゃんと決めてるんだ。
何にも考えてなかったのはあたしと
「おい、何で俺には何も聞いてこねぇんだよ」
カオルくらいだったのかも。
「あんたに聞いたって仕方ないでしょ」
「俺だっていろいろ考えてるっつー」
「何よ。言ってみ」
「……」
やっぱり。
そんなことだろうと思ったよ。
カオルに期待するだけ無駄なんだよ。
「だー!!もう!!こんなこと考えてられるかっつーの!!野球だ野球!キャッチボールしようぜ!!」
進路表をグシャグシャに鞄につっこむと、あたしとリュウヤの腕を掴んで歩きだす。
こうゆう奴なんだよねー…カオルは。