切な連鎖ーセツナイレンサー
「はー、めちゃ疲れた。」

「今日のサーブはやばかった・・・
先輩のサーブ強くてさ、
ウチ手痛くなっちゃったよ。」

「真呼お疲れじゃん!
アタシもボレー難しかった、
今日はなんか疲れたや〜。
早く家帰って寝たいよ・・・。」

「じゃ早く帰ろ!」

「うん♪」


『みんなバイバーイ!』


『バイバーイ♪』


アタシと真呼はみんなに別れを告げ、
だらだらと重い足を運びながら門を出た。


「そいえば今日中澤は?」


「今日はハンド遅いから、
先帰っててって言われたんだ。
なんか大会が近いらしいよ?」

「そっか、大変なんだね〜、
じゃ、わかも今ごろ頑張ってんのか。」


「え?わかさんてハンドだったの!?」


「そうだよ☆知らなかった?」


「うん、全く!顔はこの前認識したけど。」


「かっこいいっしょ?わか。」


確かにわかさんは、
小麦肌で笑顔がめちゃ
爽やかな男子だったことを
アタシはすごく覚えている。


「うん。まぁなかなか♪
ていうか真呼、好きな人
かぶったって言ってたじゃん?
あれどーなったわけ?」
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