奇跡をあなたに
次の日。

私は教室に入った。
ガラガラ


私は席に座り、筆記用具を鞄からだして机の上にだした。


その時だった。

バンッ

机にあった筆箱が下に落ちた。




「あっごめ―ん(笑)手があたった―」


昨日の女子が私に言った。


「あっいいよ。」

私はそう言って筆箱を拾おうとした。

ガシッ

!?!?

「痛ッ」

その筆箱を取ろうとした私の手は足で踏みつけられた。


「あんた、中学ん時いじめにあってたんだって?(笑)ここでもたっぷり可愛がってあげるから~」


手を踏んでいる足は更に強くなった。

ドクドクドク
心臓が張り裂けそうなくらい恐怖を感じた。


きっと、同じ中学の誰かに聞いたんだ。


この日からまた、イジメは始まった。


今までとは違うイジメが...
恐怖の毎日が。


私の学校生活はイジメで埋めつくされるんだ。


でも、高校では“市川望”との出会いで私は変われた。


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