王子様の、花嫁探し。



幸せ。


俺に、そう聞いてきた栖羽。



幸せやで。

こうして、
栖羽と一緒に居るの。



後ろで、
俺の服を、ギュっと掴んとる。


その可愛さに、
思わずニヤけてまう。



栖羽は、
かわええねん。


せやから、
いつも珂鉈に取られんねん。




俺、
不安でいっぱいなんや。



こうして、
俺様キャラを作ってる時も、

栖羽がどっかに行きそうで、

怖いねん。



素直になるって、
決めた。



栖羽と一緒に居たい。



そう思ったからや。


栖羽はまだ俺のこと、
思い出してないと思うけど、

でも今の俺も、

好きになって貰えるよう、

頑張る。



せやから、
栖羽、


俺の傍から離れるなや...?



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