王子様の、花嫁探し。



陸戸からもらった鍵をさして、
中へ入る。


「陸っ....戸....?」

玄関で、
陸戸が座り込んでる。



「...栖羽...」


あたしに気づいて、
顔を上げ
こっち見て、

少し微笑んだ。



「...よかった...」

「...え?」



「....もう、
 

 帰ってこうへんかと思った」


そう言って立ち上がって、
あたしを抱きしめた。







「...陸戸?」

「...。」

「...陸戸?」

なんで返事しないんだろう...。



「どうしたの?」

「....何でもあらへん」

....あれ...?



....泣いてる...?






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