王子様の、花嫁探し。



「照れてる栖羽って、かわええな」

そう言って、
あたしの髪に手を通す。



「照れてないっ」

顔熱い...。



「ホンマ?」


悪戯ッぽく笑うあいつが
...むかつく。



「もー、離れて!」

「嫌だ」

「く、くっつくな!」

「....。」

陸戸はあたしを抱きしめた。



「ちょっと...」

「....ええやんか、
 少しの間くらい...」


耳元でそう言われ、
素直に頷いちゃった。



ね...、
陸戸はあたしと居て、

ドキドキしないの?




...どうしてそんなに


平気で居られるんだろう...


あたしには、



よく分からないよ....







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