恋の忘れ物 ~先生と私の追憶~





「柴田 小春・・・だろ。」




う、嘘・・・



覚えていたんだ・・・





「・・・はい。」



吸い込まれそうな目にこれ以上動けない。

言葉も発せられない・・・








「ギター、サンキュ。

お前これで上がりか?」






「先生」が言う「お前」。


何年振りに聞いただろう・・・


胸が熱くなった。




「・・・はい。」


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