恋の忘れ物 ~先生と私の追憶~

先生の車が遠く小さく見えなくなるまで見続けた。



さっきまで先生がいたなんて信じられなかった。

でも確かにいて、

私の心を乱して去った。


「…ふ…」


ポロポロと涙が頬を伝い体の力が抜けて壁にもたれた。





「先生…

今でも好き…」





想いが溢れ言葉に出てしまっていた。



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