タイトル未定
第一章
私は一度しか人間という生き物を信じたことがない。



それは、信じられないんじゃなく、




“信じても意味がない”からだ。




“信じるのが怖い”から信じないんじゃないか、とはよく言われる。




けどそんなんじゃない。




私はそんなに弱い人間じゃない。



そんなに弱くない…。
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