メガネ君はヤンキー君



にっこり笑ってそう
告げる星也さんだけど…





笑ってない!

目が笑ってないよ
星也さんッ;



あたしがオロオロと
2人を見つめる中で

湊さんはギリッと
歯をくいしばると

「行くわよ!」

そう言って
去っていった。



「はあ~…」

「オレあーゆうタイプの
女1番嫌い」

「だからッて女の子に
あんなこと言って…」

「オレが大事に
すんのは杏だけ
なんだよッ!」



チッ、と舌打ちして
ズカズカ歩いていく
星也さん。



なんだかご機嫌斜め?



これはそっとして
おこうとあたしが
向きを変えると…



「おい!杏!
早くこい!!」



うわあ~恐ろしい…。



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