旦那様は社長 *②巻*
彼女の身体を抱きしめながら、頭を何度も撫でた。
そして感じる違和感。
「お前、もしかして痩せた……?」
もともと細身の体型だったのが、もっと細くなったような感覚。
思わず、抱きしめる力を緩めた。
光姫の身体を壊してしまうような気がしたから。
「オレのせいか?」
不安を隠せないオレに、光姫はクスッと笑いながら言った。
「そうね。そうかもしれない」
「え……」
一瞬にして、心臓が氷りつく。
「ウソよ……。悪阻がひどいの。たぶん、精神的なものも関係してるんだと思う」
「精神的なもの……って、やっぱりオレだろ」
拳に力が入る。
ものすごく自分に責任を感じた。
「ごめん。今が大事な時だって分かってたのに……。一人にして……ごめん」
「許さない」
「え?」
「ぜったい許さない」
「光姫」
「ワケを言ってくれるまで許さない」
「……」
「もうぜったい1人にしないって……約束するまで許さないッ!!」