私の道 ―(実話)―
「元カレか?」


何も答えられない私の表情を見て
確信したようだった。



私は服の乱れを直した。



最後のボタンに手をかけた時…

大ちゃんがすぐ目の前にいて驚いた。




右手に持っていた物を見て息が止まった。








「―――――っ!!」






包丁の矛先が私のほうを向いて



ギラギラ光っていた。
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