あべこべ
終電の終電
雪がしんしんと降る夜中。
終電を逃してしまった俺は待合室にあるストーブの前で途方にくれていた。
なにしろここは片田舎。
はっきり言って山と雪しかない。
がらら…
突然ドアが開く音がした。
俺以外にもいたんだ。
と思いながら振り返るとなんという絶世の美女!
これは何かのフラグか?
とにかく話しかけてみるしかねぇ!
「あの…終電いっちゃいましたね」
だが女性はきょとんとした表情で一言。
「まだ終電じゃないですよ」
そう言われ電光掲示板を見ると確かにまだ一本電車が残っている。
「あぁよかった…これで帰れますね」
後はもう会えないかも知れない超美人さんと楽しく談笑するしかない!
俺が話しかける。質問する。
彼女が一言返す。
を繰り返した。
ちょっと言葉数が少ないようにも思えたが
時々クスッと笑う彼女を見て
あぁ恥ずかしがり屋なんだなと考えていた。
「きた」
彼女がそういうと立ち上がりホームへと出た。
闇の向こうから希望という電車がやって来るのが見える。
俺はこの時まさかあんな不思議な体験をするとは考えてもいなかった
終電を逃してしまった俺は待合室にあるストーブの前で途方にくれていた。
なにしろここは片田舎。
はっきり言って山と雪しかない。
がらら…
突然ドアが開く音がした。
俺以外にもいたんだ。
と思いながら振り返るとなんという絶世の美女!
これは何かのフラグか?
とにかく話しかけてみるしかねぇ!
「あの…終電いっちゃいましたね」
だが女性はきょとんとした表情で一言。
「まだ終電じゃないですよ」
そう言われ電光掲示板を見ると確かにまだ一本電車が残っている。
「あぁよかった…これで帰れますね」
後はもう会えないかも知れない超美人さんと楽しく談笑するしかない!
俺が話しかける。質問する。
彼女が一言返す。
を繰り返した。
ちょっと言葉数が少ないようにも思えたが
時々クスッと笑う彼女を見て
あぁ恥ずかしがり屋なんだなと考えていた。
「きた」
彼女がそういうと立ち上がりホームへと出た。
闇の向こうから希望という電車がやって来るのが見える。
俺はこの時まさかあんな不思議な体験をするとは考えてもいなかった