アシタのナミダ Tears Of Tomorrow.
「ほら、あそこにいるのがカレシ」





理由もなく冷たいイメージだった。





周囲に漂う空気すら凍り付かせる気配に私は寒気がした。





「ヨリ戻したの?」





「うん!」





その時は身勝手だと思っていた。





でも何度も別れては付き合うカレシに、




私の知らない最高の笑顔を見せるアナタに出会えたのが嬉しくて、





何も言わなかったことを私は今も後悔している。





だって、アナタは―――



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