甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス
「いちゃ、悪い?」



「居ても良いですけど……」



「なら良いじゃん」



城之内先輩はそう言いながら、あたしに密着するようにして、窓から見下ろす。


くっ付き過ぎなような……



「俺さ……」



「え?」



「初めてだったんだよ……誉められるの」



「あたし何か言いました?」



くるりと振り返返りながら城之内先輩を見上げる。



「お前この金髪がキレイだって言っただろ?」



髪の毛を触りながら城之内先輩が言う。サラサラな金髪を確かに、あたしはキレイだって言ったのを覚えていた。



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