甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス
そう思いながらあたしは、肉を受け取る。しかも、もう焼かれていて美味しそうな匂いもしていた。


いざ食べようとすると……



誰かが現れた。



あ……



「亜佐美!!やっぱり好きだ」



ゼロだった。必死で走って来たのか、タキシードはボロボロだ。
それでも、構わずゼロは、あたしに会いに来てくれた。



「っ……」



視界が曇る。涙で、何も見えない。



「亜佐美、帰ろ?」



あたしに差し出して来る手。
あたしは、狼さんの事なんて忘れていた。



「うん!」



ドタ……



物凄い音がしたと思ったら、あたしはベッドから落ちていた。



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