鬼の花嫁
「どちらにするのだ?」
別の声が言う
「サイコロで決めよう」
「奇数なら梅子、偶数ならお菊」
しばらくして
カラン
というサイコロが振られた音がした
「奇数」
「決まりだな」
「じゃぁ明日計画通りに」
「おぅ」
あー疲れた 疲れた
などと言う声が聞こえ入口が開き
中から話し合ってた人々がでてきた
やばっ
素早く家の裏にまわり、隠れた
しばらくたって声が
遠ざかったのを見計らい走って帰った
よくわからないけど明日
梅子殿が『鬼頼み』される…