俺様執事に全てを奪われて
どうしてそんなことを質問するんだ

元の手がわたしの腰に回った

熱い手が、わたしの背中にある

「ホテルに行くか?」

「いいのか?
本当に?」

「何度も聞くな」

「だって…わたしが告白したときは…」

「あれが告白かよ
未成年のくせに酒の力を借りて、酔っぱらった身体で言われたって
むかつくだけ」

へ?

…は?

ナニ、それ…意味がわかんない

「…なら、いい」

「乙葉?」

「どうせ
嫉妬だってしてないんだ
…ていうか、最初からわたしを好きじゃないんだ」

「…んだよ、それ
俺がどんな思いでいたか、全く理解してねえ奴に言われたくねえんだよ」

え?

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