帰宅部室は萌え!
「………。」
「…………。」
「……………。」
話すことがないのかみんなは黙って歩き、駅前のカラオケ店に向かう。
そこで沈黙に堪えかねた武琉が口を開いた。
「優花、先生何て言ってた?」
武琉は何も言おうとしない優花に聞く。
「ん?何も?」
優花は平然な顔をして答えた。
言おうとしないんじゃなくて、言うことなかっただけか。
「そっか。」
武琉は納得して再び黙った。
「ねぇ、何歌う?」
と、優花がみんなに向けて聞いた。
ここで瑠璃が入る。
「ここはやっぱり武琉からでしょ。」
「Σえぇ!?」
武琉は明らかに嫌そうな反応なため、瑠璃がさらに面白がって続ける。
「行こうって言い初めた人からじゃないとね。」