帰宅部室は萌え!


しまった、迫力に押されてしまった…。


大体この曲歌えねぇ!




どこがサビかもわかんねぇ。


大丈夫だよな、メロディはずっと同じだよな…?




本当に俺にこれを歌えっていうのか?


なにかの冗談なんじゃないか…、




と隣を見るが、はい、冗談ではないらしいです。


寧ろ入れるだけ入れといて興味ないらしく、携帯を構い始めている。




やりすごそう。うん。


歌えないんだし。




と、曲が流れて数秒と経たないうちに、パフェを持った店員さんが部屋に入ってきた。


とゆうより侵入してきた。




…という気分だった。


何この空間。




やめて、店員さんっ。


曖昧な愛想笑いやめてー!




そそくさと去らないでっ!


うわぁ…orz




しばらく落ち込むかも。


『ぽちっ。』




演奏中止ボタンを押しても、瑠璃は何も言わなかった。


はぁ…。




< 16 / 23 >

この作品をシェア

pagetop