帰宅部室は萌え!
しまった、迫力に押されてしまった…。
大体この曲歌えねぇ!
どこがサビかもわかんねぇ。
大丈夫だよな、メロディはずっと同じだよな…?
本当に俺にこれを歌えっていうのか?
なにかの冗談なんじゃないか…、
と隣を見るが、はい、冗談ではないらしいです。
寧ろ入れるだけ入れといて興味ないらしく、携帯を構い始めている。
やりすごそう。うん。
歌えないんだし。
と、曲が流れて数秒と経たないうちに、パフェを持った店員さんが部屋に入ってきた。
とゆうより侵入してきた。
…という気分だった。
何この空間。
やめて、店員さんっ。
曖昧な愛想笑いやめてー!
そそくさと去らないでっ!
うわぁ…orz
しばらく落ち込むかも。
『ぽちっ。』
演奏中止ボタンを押しても、瑠璃は何も言わなかった。
はぁ…。