俺たちの反抗
家にこもって、自分の存在を考えているだけで死にたくなった。

俺はいつ学校に行けるようになるのだろうか・・・。

俺は親に迷惑かけないで生きられるのさろうか・・・。

俺はこれから先、明るく生きられるのだろうか・・・。

不安で押し潰されそうになる。

俺は一人泣いていた。

いじめっ子への怒りからだろうか。

自分への悔しさからだろうか。

社会への絶望からだろうか。

涙のはっきりした意味は分からない。

俺に希望はあるのだろうか・・。

そう考えた時に、俺ははっきりと悟った。

俺の未来に希望はない。

俺の未来には真っ暗な道があり、生きのびたとしても、人から笑われたり、罵倒されたり、幸せに生きられるなどとは微塵も思えない。

俺の中で何かが崩れ去った。

それは開けてはいけないドアを、無理矢理こじ開けてしまった、踏み込んではいけない禁断の領域だった。



< 7 / 205 >

この作品をシェア

pagetop