クール王子



日が沈みかける夕刻、歩き疲れたセシルは川沿いの野原に尻餅をついた。


人の気配も無くただ川の流れる音だけが永遠に聞こえてきそうなこの場所。



ふとこれからどうすればいいのかと思い悩んだ。



レジスに会いたい気持ちと


会いたくない気持ち…


ぐちゃぐちゃに頭が混乱して今はただ何も考える事ができなくて…



盛大なため息をこぼした。



< 12 / 19 >

この作品をシェア

pagetop