◆悪魔様のお気に入り◆
「ちが…う……、ほんとにっ…ゴミ、ゴミ捨てっ!」

 ちらっとそいつの横を見ると確かにゴミ箱がある。

 そういえばこの階段通らないとゴミ捨て場行けないしな……。
 本当みたいだな。

「ふーん……?」
「ほんと……っ、ごめ…なさ……っ…ぅ…」

 
 いきなり子供みたいに泣きだして謝ってくる。

 あー……、やべぇ。

 こいつの声いいカモ。
< 18 / 39 >

この作品をシェア

pagetop