恋の終わりと...
でも、あの祐一がわざわざ俺の嬉しがることをするはずがない。
特に、柚華がらみでは。
何かいやな予感がする。
俺が嫌がることを、これ見よがしにしてくる気がするのは俺だけだろうか...。
ピーンポーン
訪問者を知らせるチャイムが鳴った。
誰が来たのかはわかっている。
パーティの準備をしていた手を止め、受話器をとる。
「…はい?」
「…えっと、え?」
祐一だと思っていたのに、聞こえてきたのはひどく懐かしい声だった。
「…は?柚華か?」
何でここにいる?
祐一たちと来るんじゃなかったのか?
「あ、はい。柚華です。」
「他は?」
「えっと、私一人です。」