16才の初恋
『じゃあここでいいから。』




「あっ。うん…」




そう言って行ってしまった。









「あのさーーー!」




『ん?何?』





「未亜チャンって読んでいい?」




『……うん』




「わかったー!じゃあバイバイ♪未亜チャン」




『バイバイ!』






僕はその日思った。
このままじゃあなんか嫌だって。
だって、一緒にいるとドキドキしちゃうし、なんか、手を繋いでみたくなる。






おかしいみたい。






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