青空 -そら- への手紙 ~私の愛する人へ~
そして今、私は高成さんと一緒にいる。


それだけで十分幸せなことだから。


だからまたに目を強く瞑ってしまうのは……。


「華奈子。」


「は、いっ!?」


あれから高成さんはよく私を抱き締めるようになった。


もちろんそれに慣れない私。その度に私の心臓は、大きく波を打つ。
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