PsychoCabala〜第7の男〜
「・・・君の名前は?」



孔命から出る
初めての言葉。



その声に
一琵は半笑いで答えた。



「ハァ。ハァ。今まで黙ってて
初めての質問がそれかよ。」



孔命の質問に
一琵は答える気が毛頭無かった。



「・・・一琵だね。」



『答えてい無い質問』に、
孔命は自ら喋った。



!???



「なんだぁ?
知ってんなら聞くんじゃねーよ!」



一琵はイラついた。



そう叫ぶ一琵を
孔命は静かに無視し、
基本的な質問を続けた。



「組織の名前は?」



「俺は、対拷問用の訓練を受けている、
目ん玉くり貫かれても
何も喋らないぜ。」



「ダークマター。」



また孔命が答えた。



「お前!俺の事
なめてんのか。
ああッ!」



「生年月日は?」



「さっきからうるせーよ!」



「1985年、6月30日」



「なっ!・・・・」



一琵は焦った。



生まれた日など、
孤児で育った
『自分さえ知らない。』



「出身は?」



「やっ。やめろ!」



「中国四川省。」



淡々と喋り続ける
孔命は
表情一つ変えていなかった。



目隠しをされながらも
一琵の全身からは汗が吹き出した。

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