恋するキモチ

13.17才〔七瀬side〕

「昨日はごめんね。七瀬先生が送ってくれたんだってね」
「…はい」

朝、学校で会った松坂先生は、全く昨日の事は覚えてないみたいで…。

それは、良かったのか?悪かったのか?
…良かったよね。

酔って抱きしめられたとか、間違いでキスしちゃったとか、あり得ないし。

はあーあ。
今日、何回ため息ついたんだろう。


「先生、つづり間違ってますよ」
「えっ?!」
授業中、生徒につっこまれる始末。

いけない!
仕事に私情をはさんでは!
ごめんよ、生徒達。
今日の私は
おかしいね。
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